輝北天球館   宇宙の起源へと緩やかに戻ることができる空間

鹿児島県鹿屋市輝北町市成の「輝北うわば公園」内に位置する、鹿屋市立の天体観測を核とするコミュニティー施設。
輝北天球館は「建築と土地のもつエネルギー」を宇宙へと開かせる。
さらに、ダイナミックな全体の流れの中に建築や我々のトポスを位置づけ、建築と宇宙のシステムを共振させる。
そして建築空間を通して人間と土地のもつエネルギーを絶えず交感させることにより、人間が自己の内奥へと意識を向けたとき、
精神の最も深い場所である宇宙の起源へと緩やかに戻ることができる空間づくりが意図されている。
まさしくゼロの空間(空の哲学・無の哲学を顕した球体上のフォルムを「ゼロフォルム」と命名)ゼロの場所、原点へ。
その人間の奥に潜む無意識の世界へと潜行してゆくという意識こそ、輝北天球館の中心のテーマとして表現されている。


輝北天球館 
鹿児島県鹿屋市輝北町市成1660−3 きほく上場公園

設計 髙﨑 正治(たかさき まさはる)
鹿児島県出身 建築家。地域計画家。物人建築 主宰。都造形芸術大学教授。
王立英国建築家協会名誉フェロー建築家。

Wikipediaより抜粋